■ 豊胸手術とは

改めて説明する必要は無いかもしれませんが、
豊胸手術とは胸を大きくする手術のことです。

豊胸手術では、胸に詰め物をすることで乳房を大きく見せます。
その中に入れる詰め物のことをプロステーシスと呼びます。

プロステーシスには様々な種類があり、
生理食塩水やシリコンなどがよく用いられるようです。

昔は非吸収性物質を胸に直接注入していたそうですが、
肉芽腫や硬化、潰瘍などの危険性が指摘されたため行なわれなくなりました。

一部の医師によってはまだ行なうこともあるようですが、
本当に信頼性が高いかは疑問が残るところです。

■ 胸が大きくできれば、それでいいの?

豊胸手術には、多くの合併症が報告されています。
プロステーシスの位置がずれたり壊れた、
入れたことにより感染症を引き起こした、などの症例があります。

さらに、せっかく美しくなろうと豊胸手術をしたにもかかわらず、
乳房が変形してしまって台無し……ということも少なくありません。

■ 自分の脂肪を入れればリスクは少ない?

脂肪注入法を画期的な豊胸術としている書籍もあります。

感触は自然な胸と同じで、発がん、拘縮の心配もない。
傷跡も注射の跡だけで目立たず、感染も1~2%程度に抑えられるそうです。

脂肪注入法は、一見優れた方法のように思います。

しかし、そんな都合のいい話ばかりでもありません。
別の書籍では、豊胸術としての効果が全くない、または極めて少ないとしています。

その上、生着しなかった脂肪が固まったり腫瘍になったりすることもあるとのこと。
感染症も報告されています。

よい話ばかりで安易に判断せず、信頼できる専門の先生に相談することが大切ですね。

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