大人ニキビのニキビ跡は、しっかりとケアしないと跡が残ってしまいます。

ニキビ跡のケアは、患部の症状によって方法が変わってきます。
ここでは、主なニキビ跡の改善法についてご紹介します。

●　基本は「スキンケア」

色素沈着やシミ、肌の赤みといったニキビ跡は、スキンケアで改善することが基本です。
保湿ケア、スキンケアのような、お肌の肌環境を整えるスキンケアを行ないましょう。

色素沈着やシミは、角質層に残った色素が原因で起きてしまいます。
角質層はターンオーバーによって生まれ変わるので、
ターンオーバーを活発にすることで徐々に改善されていきます。

成長期を過ぎたお肌は、意外と荒れ気味です。
ですから、スキンケアは大変に効果が出やすいんです。
ニキビ跡対策だけでなく、ニキビ予防のためにもスキンケアは有効ですよ。

●　お肌を生まれ変わらせる「ピーリング」

ピーリングというのは、「皮を剥く」ことです。
お肌は通常、１ヶ月ほどで生まれ変わるといわれています。
この周期を加速させることで、新しいお肌を早くつくって
古いお肌を「皮を剥く」ように取り除こうとするんです。

ピーリングで使うジェルや軟膏は、市販されているものもありますし、
病院で処方してもらえるものもあります。
普段から「お肌が弱い」「アレルギーなどの反応が出やすい」という方は、
病院で診察してもらったほうが安心ですよね。

市販のピーリングジェルや軟膏を使う場合は、使いすぎに注意しましょう。
あまり使いすぎると、お肌の黒ずみを引き起こす場合があります。
ですから、用法・用量を正しく守って使うことが大切です。

●　お肌の色素沈着を改善する「美白化粧品」

色素沈着などのシミに対しては、美白化粧品で改善できるんです。

ひとえに「美白化粧品」といっても、薬局やドラッグストアを覗いてみると
結構沢山の「美白化粧品」があることに気づきます。

もし、「どの美白化粧品がいいか分からない」
という場合は、薬剤師さんに相談してみましょう。
ハイドロキノン配合の美白化粧品だと効果が高いといわれています。

これも人によるのですが、ハイドロキノンを使いすぎて副作用が出る場合もあります。
例えば、使用期限が切れたハイドロキノンを使って、赤みや炎症ができてしまった、
ハイドロキノンを塗った後に紫外線を浴びたため、シミが濃くなってしまった、
濃度の高いタイプのものを長期間使い続けたために白班ができてしまった、
なんて症例もあるようです。
どうしても気になるようであれば、やはり医師に相談してから
ハイドロキノンを配合した軟膏を使ったほうが安心ですね。

●　専門医での治療

中々消えない黒ずみやクレーター状の跡などの場合、
自分で治すのは難しいと思います。
ですから、病院で診察をしてもらうことをおすすめします。

病院での治療は、主に外用薬や内服薬、軟膏などの処方や、
専用機器による治療が行われます。
医療機関での治療は、家庭で行う治療と比べて効果が格段に高く、
しつこいニキビ跡も治すことができます。

ただ、医師による診察・医薬品の処方や専用機器を使うことで
費用が高くなりがちというデメリットもあります。

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