毎年冬の時期になると、耳にするのがインフルエンザの話題。
インフルエンザの症状のひとつに、頭痛が出ることは有名ですよね。

インフルエンザなどのウイルス性の疾患のときに頭痛が出るのは、
ウイルスを体内から追い出すために必要な、自然な反応なんです。
ですから、薬などで無理に頭痛を抑えようとすると
実は病気から完治するのに必要以上の時間がかかってしまうんです。

痛いからといって鎮痛剤などを使うのではなく、
ひどい痛みでない限り、氷枕やアイスパックなどで冷やして対処するのが
インフルエンザを完治させる早道なんです。

インフルエンザに罹ると、筋肉痛の症状も現れます。
それに伴って、緊張性頭痛が起こる場合もあります。

緊張性頭痛は温めると症状を和らげられるのですが、
かといってインフルエンザで高熱のときは入浴を控えたいですね。
こんなときは、温めたタオルを首に巻くとよいでしょう。
ズキズキした拍動性の痛みなら冷やす、
ぎゅーっと締め付けられるようなら温める、です。

頭痛薬や解熱薬は、物によってはインフルエンザの症状を
悪化させる可能性があります。
これらの薬は、インフルエンザそのものを治す薬ではありません。

もしどうしても我慢できない痛みなら、
医師に相談したうえで適切な薬を処方してもらいましょう。

インフルエンザはときに命にもかかわる重大な病気です。
頭痛のほかに、４０度以上の高熱、倦怠感、涙目などの症状が
出ているようならインフルエンザの可能性を疑がって、
すぐに医療機関で診察を受けるようにしてください。