3f309a017086085b6ce8065d97956002_s

頭痛は、必ずしも頭部が原因で起きるものとは限りません。
その例として、今回は首からくる頭痛について書いてみます。

デスクワークや細かい手作業をするときは、
どうしても体が前かがみになってしまいませんか?
そのとき、重い頭を支えようとして頑張っているのが首です。

頭や腕など、計ってみると案外重いパーツを支えるために
首筋や肩には多くの筋肉が集まっているんです。

前かがみの姿勢が続くと、これら多くの筋肉はずっと緊張したまま。
大げさに言えば、頭が前へ転がっていかないように
首筋から頭部にかけての筋肉はず〜っと頭を引っ張っていて
転がっていかないようにしているわけです。

この緊張が続くと、やがて後頭部を中心に
ギューッと締め付けられるような痛みが走ることがあります。

人によっては、「サイズの小さな帽子を無理やりかぶせられたようだ」
と感じるようです。

これが、あらゆる頭痛で最も多くの患者さんがいるといわれている
「緊張性頭痛」です。

人によっては首のコリを感じず頭痛だけを感じるようですが、
根本的な原因は同じなので対策も同じような対策になります。

緊張性頭痛は肩こりや首こりからくる頭痛なので、
これらのコリをほぐすだけで症状が幾分か軽くなります。

大体の場合、身体のコリは血行不良が原因で起こっているので、
コッている部分を温めて緊張をほぐしましょう。
首に無理な負担をかけないように、
良い姿勢を保つことが一番の予防策です。

同じ姿勢でいることを避け、
定期的に首や肩を動かしてストレッチしましょう。

また、机とイスの高さが合っていないことが原因で
身体のバランスが悪くなる場合もあります。
机と椅子を選ぶときは、実際に座ってみたほうがいいですね。