頭痛が右か左のどちらかに偏る、という話をよく耳にします。

片頭痛は、その名前の通り左右の「片方で」起きる頭痛と
思われがちですが、実は片側でも両側でも起こります。

片頭痛の原因には諸説あります。

痛みの根源である血管や神経は、頭部全体に張り巡らされています。
そのうちのどこが炎症を起こしているのかによって、
頭の左右どちらかが痛むのか、それとも全体で痛むのかが決まってきます。

片頭痛持ちの方の、約4割は頭全体が痛むといいます。

●群発頭痛

同じ慢性頭痛の一種で、群発頭痛というものがあります。
こちらの場合は、痛むのが右左はっきりと分かれます。

片側の目の奥への刺すような強烈な痛みが特徴です。

●不同視による頭痛

右目と左目に視力差がある(不同視)ことが原因で
頭痛が起こる方もいます。
不同視の方は、左右のピントを合わせようとして頻繁に
目の筋肉を使うので、目が疲れ、眼精疲労に陥りやすくなります。
眼精疲労は緊張性頭痛の原因の一つとされています。

●緊張性頭痛と肩こり・首のこり

緊張性頭痛といえば肩こりや首こりとの関連がよく言われます。
これに関連して、姿勢の悪さが痛みの原因になることも。
例えば片方の肘をついたまま作業をしたり、
首がどちらか片方に傾いていたり。
左右非対称な姿勢を続けていると、
体がバランスを取ろうとするので筋肉が緊張します。

肩こりが左右どちらかでひどいという方は
頭痛もどちらかに偏る場合があります。

きれいな姿勢をとるようにしましょう。