睡眠と頭痛は、とても深く関連しています。

群発頭痛は睡眠中に発生しやすいんですが、
あまりに強烈な痛みが起きることを恐れるあまり
睡眠不足になってしまう方もいらっしゃいます。
この睡眠不足が原因で一層ストレスを溜めることになり、
さらに頭痛を悪化させてしまうんです。

「なんだ、睡眠不足がダメなら、グッスリ長時間寝ればいいのね!」

いいえ、そうではありません。
適度な睡眠ならいいのですが、睡眠を取り過ぎるのはNGなんです!

睡眠中は、体を動かすことが少なくなります。
体を静止した状態が長時間続くと、体の至る所に負荷が溜まりやすくなります。
長時間同じ姿勢でいると、肩こりや首のこりが出てくるのと同じですね。

この肩こりや首のこりが緊張性頭痛の原因になってくるんです。

●適度な睡眠を取るための、必須アイテムは?

適度な睡眠をとるために気をつけたいこと。
それは、「枕の高さ」なんです。

首周りのカーブにぴったりと合う枕を選ぶと、
睡眠中の首への負担を和らげることができます。

ベットが柔らかければ枕を少し低くする、
硬ければちょっと高めにしてみる、というような
細かい調節ができればベストです。

●寝起きに頭痛を感じたときは、、、

寝起きに片頭痛の症状を感じたことがありますか?
睡眠時は、誰もが起きているときに比べて血流が悪くなります。
血流が悪くなると心臓や血管に負荷がかかるようになるので、
これが頭痛につながってくるんです。

健康な方の体は朝起きるとき、体内で副腎皮質ホルモンを生成することで
血流を確保しようとします。
ストレスをため込んでいる人は、普段から副腎皮質ホルモンを消費しているため、
頭痛になりやすいんです。

同じ仕組みで、過睡眠は血流を悪化させるので、
ホルモンの供給不足で頭痛を起こしやすくなります。
また、寝起きで急に血管が緩むことも、頭痛の原因になります。

睡眠は長ければ良いわけでなく、適度な時間、そして質が重要になります。