最近、顎関節症になっている子供が増えている、といわれてます。

学校の検診で顎の関節の検査が行われるようになってから、
この問題が指摘されるようになりました。

原因として挙げられているのが、姿勢の悪さ。
そして、受験などによるストレスがあるようです。
顎関節症を防止するには、まず日常生活の改善が
重要になってくると思われます。

子供の顎関節症が増加する原因として、
永久歯が生えそろう12歳前後のうちから、
大人と変わらない食事を取ることも原因とする声があります。
この頃は、子供にとってはまだ顎の成長期なのに、
大人と変わらないような食事をさせる事で、
顎に過度な負担がかかって顎関節症を引き起こすというものです。

最近、子供の顎の退化を問題とする声もあります。
顎関節症の増加は、ここにも関わりがあるようです。

子供の虫歯は減る傾向にあるようですが、
一方で噛み合わせの異常に気づいて、
親が子供を歯科に連れてくるケースが増えているそうです。

また、母乳で育った子供には悪い噛み合わせが少なく、
顎関節症の発症率も低いと指摘する声もあります。
これは、赤ちゃんが母乳を飲むためには、
ある程度乳首を強く吸わないと十分な母乳を飲めないため、
この訓練が筋肉を発達させるのではないか、と言われます。

子供の顎関節症は、受験などによるストレス、
学校生活や食生活など、
色々なものが重なり合って起こるケースが多いようです。

家庭でできる対策として、まず食生活に気を付けるのが第一でしょう。
受験勉強でも、こまめに休ませること。
適度な運動をさせるなどして、ストレスを溜めさせないようにすることです。
なかなか改善されない場合、早めに専門医に相談し、カウンセリングも含めて
適切な処置を仰ぐようにしましょう。