ぎっくり腰は、重いものを持ったりなどのきっかけで、
急激に痛みが襲ってくる腰痛のことです。

ただ、ぎっくり腰とは医学的な病名ではなく一般的な名称で、
正式な病名を『急性腰痛症』と言います。

ぎっくり腰とは言っても、痛める場所は人によって当然違ってきますが、
傷めやすい場所の傾向というのはあります。

●仙腸関節の損傷によるぎっくり腰

仙腸関節を損傷している場合は、腰というよりも臀部に痛みがあるのが特徴で、
ぎっくり腰の大半がこのケースです。

激しい痛みに襲われて、痛みのために真っ直ぐ立てない場合もあります。
このような時には、何はともあれ安静にして下さい。

●腰椎の損傷によるぎっくり腰

腰椎を損傷して、ぎっくり腰になっている場合は、
背骨と腰の部分に痛みが起こることが特徴です。

この腰椎の損傷によるぎっくり腰の原因としては、
高いところから落ちたり、交通事故や激しいスポーツなどが主な原因になります。

高齢の方ですと、骨自体の強度が少なくなって(骨粗鬆症)いる場合に、
尻もちをつくなどの事でも損傷してしまう場合があります。