子宮筋腫の手術を受けた場合、
焦って手術前の生活にすぐに戻ろうとしてはいけません。
焦って無理をすると、体を壊してしまいます。

●食生活に気をつける

術後に食事制限がかかることは特にありません。
ですから、良質のたんぱく質や鉄分、ビタミンを中心に
摂っていきましょう。
良質なたんぱく質は肉類から、鉄分は小魚やレバーから、
ビタミンは緑黄色野菜や果物から摂ることができます。

食事の制限はありませんが、お酒はしばらく止めておきましょう。
医師と相談の上、許可がでてから少しだけ飲むようにしましょう。

●仕事は1ヶ月程度休もう

術後1週間は安静にしている必要があります。
その後、どれくらいで仕事を始められるかは術後の経過次第。
おおよその目安として、1ヶ月は休んだ方が良いかもしれません。

また、職種によって事情が変わってきます。
事務職の人は特に問題ありませんが、
立ちっぱなしであったり重い物を持つことが多い業種の場合は
こまめに休憩を取るようにして体への負担を軽減させましょう。

●お風呂はシャワーで

手術をした傷口が完全に塞がるのに、おおよそ1ヶ月ほど必要です。
傷が塞がるまでは湯船につかるのを避けましょう。

傷の治り具合などをみて、
医師から許可がでれば湯船につかっても大丈夫です。

また、体を洗うときは傷口を刺激しないように柔らかいガーゼのようなもので
優しく洗うようにしましょう。

●セックスは術後1ヶ月は禁止

一般的に、術後1ヶ月ほどで傷口が完全に塞がると言われています。
とはいっても、傷の治り具合は個人差が出るので、
きちんと医師に傷の治りを確認してもらい、
セックスをしても大丈夫かどうか聞いてください。

医師から許可がでればセックスをしても大丈夫です。
傷が完全に治っていない状態でセックスをしてしまうと、
激しい痛みが伴うだけでなく病気に感染してしまう可能性も。
無理せずパートナーと協力して、傷が完治するのを待ちましょう。

●乗り物に乗るのも要注意!

術後しばらくは自転車や車に乗るのも避けた方が良いでしょう。
電車に乗る場合も、調子が悪くなったら途中下車するようにしましょう。

前と同じことができないからと、焦って無理をしても
傷の治りを遅くするだけです。
焦らずゆっくりと休養して傷を治していきましょう。