痔になったときに手術をする場合、必ず麻酔を使うので術中の痛みはありません。
問題は、手術後、当日の夜から数日間です。
排便時にはどうしてもうずくような痛みが起こりますが、
最近は以前と比べると術後の痛みがだいぶ軽減されてきているようです。
■ 痛みの「特効薬」は?
痔の切除手術を受けた多くの人が、手術当日の夜に麻酔が切れて傷がうずいてしまい、
寝付けなくなるようです。
手術の翌日から徐々に痛みはひいていきます。
もっとも痛むのは、座った時や力の入った時。
特に排便時は「座る」「力が入る」だけでなく「便が傷口を通過する」ために
痛みが増すのは必須といっていいでしょう。
そのため、術後は便の排出に苦労しないよう、下剤を出されることが多いです。
術後の患者にとって、もっとも痛みがやわらぐ時といえば、ズバリ「入浴」です。
患部を温めることで痛みが抑えられますし、肛門周辺を清潔にするためにも重要です。
「しんどくなったらすぐお風呂へ」
といわれるほど、術後には効果があります。
ですから、日帰りで手術ができるのであれば、帰宅後に好きなタイミングで入浴できるので
メリットがあるかもしれません。
■ その他の痛み対策
基本的には、術後は安静にして体に力を入れないことが第一です。
お尻に負担をかけない、身体を横にして過ごすことになります。
先程も書いたように、お尻を常に清潔に保つことも重要です。
傷口に便が残ってしまうと、より痛みが増してしまいます。
排便後は、可能であればお湯をはった洗面器で座浴をするのがおすすめ。
洗ったあとは、やわらかい布でふきましょう。
入院・日帰りどちらの場合でも、痛み止めの薬が渡されます。
つらい時は薬を使って、痛みが残る数日間を乗り切りましょう。
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