妊娠中は、頭痛や吐き気を感じることが多いです。

妊娠中、特に妊娠初期の頃は、体内のホルモンバランスが崩れ、
それが原因となって頭痛をおこすことがあります。
この場合の頭痛は片頭痛に似た症状なのですが、
逆に普段から片頭痛に悩まされている方の場合、
偏頭痛の症状が治まったというケースもあります。

ホルモンバランスの乱れ以外に、
妊娠中は女性ホルモンの一種であるエストロゲンが頻繁に分泌されます。
エストロゲンは血管の緊張を調節する機能があり、
それがマイナスに働くと頭痛につながり、
プラスに働くと頭痛が解消されることにつながるようです。

妊娠中期には出産準備に伴って体型が変化してくるので、
それに伴う肩こり、首筋の緊張が原因となって
頭痛が起きることがあります。
この場合の頭痛は緊張性頭痛といい、コリをほぐしたり、
精神的に安定する時間や機会を設けることが大切です。

妊娠中の女性が気になるのが、妊娠中の頭痛薬の服用について。
もし頭痛持ちで普段から頭痛薬を常用しているのなら、
必ず医者に相談しましょう。
多くの場合、服用しても心配はないようなのですが、
薬の作用は人それぞれです。

片頭痛に似た症状が出た時は、痛い部分を冷やして、
まずはしばらく安静にしていましょう。
緊張性頭痛の場合は、逆に温めるようにします。
普段から頭痛に悩まされていない方であれば、
いつの間にかパッタリ止むことが多いです。

規則正しい生活を送ること。
音や光の刺激をなるべく控えめにするのも効果ありです。
照明を変えるだけで症状が治まったという方もいます。

あまり神経質にならず、ゆったりとした生活を心掛けましょう。