子供が「頭が痛い」と訴えたとき、アナタはどう対処しますか?
大人の頭痛とは少し違う、子供に多い頭痛の原因についてです。
●子供の頭痛の原因で最も多いのは?
子供の頭痛の原因で最も多いのは「風邪」によるものです。
くしゃみやせき、熱、鼻水などの症状とともに現れるので、
比較的判断がしやすいものです。
ただし、風邪のような症状でも、吐き気を伴うなどひどい場合は
髄膜炎や脳炎の可能性も疑って病院で診察してもらいましょう。
●「きらきら、ギザギザ光ってる」
同じ頭痛に伴う吐き気でも、頭痛よりも先に
「きらきら、ギザギザ光ってる」
などと訴えた場合。
これは大人にも見られる「閃輝暗点」という片頭痛の兆候です。
子供も、大人と同じように片頭痛に悩まされるんです。
しかし、子供の片頭痛は大人と違ういくつかの特徴があります。
例えば、
・前触れもなく突然、痛みが起こる。
・一時間も経たずに治る。(持続時間が短い)
このため、子供が頭痛を訴えたとしても
「本当は痛みなんてなかったんじゃないか」
と疑ってしまうこともあるかもしれません。
痛みは実際にありますし、慢性的な症状の場合ですと
大人になっても引きずる可能性があります。
子供が痛みを訴えた場合は、きちんと対応しましょう。
また、
・緊張性頭痛と区別がつきにくい
・嘔吐や下痢を伴いやすい
といった症状も特徴といえます。
緊張性頭痛は締め付ける痛み、
片頭痛はズキンズキンと拍動に合わせた痛みが特徴ですが、
子供にとっては痛みでしかありません。
「あたま全部が痛い」
と訴えることもあります。
実際に頭部全体が痛んでいるとしても、
この痛みの違いをうまく訴えられないこともあります。
怒ることなく、子供を落ち着かせながら
症状を引き出すようにしましょう。
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