子宮筋腫がある方や子宮筋腫の手術を受けた方が
気になることのひとつに、

『術後は、いつからセックスしていいのかしら?』

ということがあります。
担当医に聞きにくい質問ということもありますし、
何となくセックスをするのが不安なので拒んでしまって、
パートナーに申し訳ないなと思ってしまう方もいらっしゃるようです。

■術後のセックスは1~2ヶ月後を目安に

まず、子宮筋腫の手術を受けられた方の場合。
核出術を受けた場合、術後およそ1~2か月でお腹の傷が落ち着きますので、
セックスも含めて生活は術前と同様にできます。

子宮全摘術の場合は、膣の奥にある子宮がなくなっていて、
その部分を縫い合わせた状態になっています。
つまり、術後は膣の一番奥の部分が縫い目になった状態です。

日常生活は核出術の場合と同様で、1~2か月経過すれば
術前と同じように行なうことができます。
但し、ペニスが当たる膣の奥の縫合部が完全にくっついていないと
痛みを伴うことがあるので、セックスは最低でも2か月以上、
縫合後の状態によってはさらにそれ以上控えたほうがいいでしょう。

また、術後にセックスをする場合でも、最初のうちは膣断端への
刺激を避けるため、ペニスをあまり深く挿入しないようにしましょう。

■子宮筋腫がある場合のセックスはOK?

『セックスで症状が悪化するのでは?』

という心配があって、セックスできない、、、
そういう女性もいらっしゃるようです。
しかし、そのような心配は必要ありません。
セックスをして子宮筋腫が悪化することはありません。

ただし、子宮口に近い位置に筋腫ができていると、
セックスの時にペニスに押されて痛みを感じる方がいるようです。
もし痛みなどがある場合は、医師に相談してみてください。

体に無理の無い範囲でパートナーシップを取っていく、
という事が大事です。